NEWS
2012.6.15

インド保険事業におけるコンタクトセンターの営業開始について

株式会社フィナンシャル・エージェンシー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO 齋藤 正秀、以下「FA」)は、2012年1月31日にリリースしましたとおり、東京海上ホールディングス株式会社のグループ企業である「エーデルワイス・トウキョウ・ライフ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド」(本社 インド・ムンバイ市、CEO Deepak Mittal、以下「ETL社」)との業務提携により、インドにおける保険テレマーケティング事業の展開を進めております。今般、本事業の遂行にあたりETL社がFAと共同で構築したコンタクトセンターにおいて、実際の営業活動を開始しましたので、下記のとおりお知らせいたします。

1.コンタクトセンターの営業開始について
業務提携契約の締結後、FAとETL社はインドにおける保険テレマーケティング事業の運営体制に関する検討を進めるとともに、ムンバイ市内において事業の拠点となるコンタクトセンターの構築を準備してまいりました。
ETL社は、ムンバイ市にある同社の現社屋内に30席規模のコンタクトセンターを設置し、FAが提供する営業架電システムを導入、また現地においてこれまでに営業オペレーターなど28名を採用し、FAが供給するノウハウを活用して保険営業のための研修を実施してまいりました。
これらにより、第1期生として採用した営業オペレーター全員が保険募集に必要な資格取得を完了し、2012年5月末よりコンタクトセンターにおいて実際にお客様への営業架電を開始いたしました。

2.インドにおける保険テレマーケティング事業について
インドの生命保険市場は、最近10年間で平均年24%の急成長を遂げており、生命保険浸透率(GDPに占める生命保険料収入の割合)は4.4%(2010年度)と日本の2分の1前後であることから、今後さらなる生命保険市場の拡大が期待される極めて有望な市場です。
インドでは、これまで国営の保険会社により市場が寡占されておりましたが、ここ数年多くの民間保険会社が保険市場への参入を果たしており、日本からも、東京海上グループをはじめとし、日本生命、第一生命、三井住友海上などの大手保険会社が次々と進出を果たしております。
また、現在インドで行われている保険テレマーケティングは、営業獲得を優先するあまり顧客重視の意識が欠如しトラブルに発展するケースも多く、営業品質面については、日本などの先進国と比較してまだ不十分な段階にとどまっております。しかしながら、今後国内市場が発展・成熟するとともに、法令面の整備や、コンプライアンスに対する社会要請が促進され、日本と同様、高い営業品質を実現した企業が結果として勝ち残るという環境に移行して行くものと考えております。
FAは、日本で培った保険テレマーケティングノウハウを現地に移転することにより、インドの急激な市場成長をも取り込んで、高い営業効率と営業品質の実現にて大きく成長を目指してまいります。

3.今後の展開について
ETL社では、数ヶ月後に保険テレマーティング事業の本拠点としてマハラシュトラー州ターネー市に100席規模の設備を持つコンタクトセンターを出店することをすでに決定し、設備工事や人員採用を進めております。
先般のリリースのとおり、ETL社がFAと共同で構築運営するコンタクトセンターは、2013年春までに営業オペレーターの人員体制を100名規模まで拡大することを目指します。

以 上