【PR】本ページはプロモーションが含まれています。
身近で親しみやすい金融機関といえば、ゆうちょ銀行が有名です。学資保険や普段の預貯金で、ゆうちょ銀行を利用している人も多いでしょう。
ただ、急な出費が必要になったときにゆうちょ銀行で借入ができるのか実はあまり知られていません。
そこでこの記事は、ゆうちょ銀行(郵便局)でお金を借りる方法と注意点をいくつかご紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
早速「ゆうちょ銀行で利用できるカードローンをご紹介します…」といきたいところですが、結論からいうと、現在のところ「ゆうちょ銀行」で利用できるカードローンはありません。(2025年8月現在)
以前はゆうちょ銀行では、スルガ銀行のカードローン 「したく」の申し込み(契約の媒介)ができましたが、新規募集終了後も新たなカードローンの取り扱いはありません。
上記の通り、ゆうちょ銀行にはカードローンの取り扱いはありません。ただ、これから紹介する3つの方法を使えばゆうちょ銀行でもお金を借りることは可能です。
その方法が便利かどうかはひとまず置いといて、ゆうちょ銀行からお金を借りる方法の解説をしていきます。
貯金担保自動貸付けとは簡単にいうとお金を貯める、定期預金を担保に借入ができる制度のことをさします。
ただ、カードローンのように自由に借り入れができるわけではない点に注意が必要です。
貯金担保自動貸付けでは通常貯金の残高以上の引き落としがあった場合に、定期預金の預け入れ額の範囲内で融資が受けられるようになっています。
たとえば、通常預金に10,000円の残高しかない状態で、クレジットカードの引き落としが20,000円あると「10,000円の不足額」が発生します。
このとき、定期預金に20,000円分の残高があれば、20,000分のなかから10,000円が自動融資されるといった仕組みです。
【担保となるもの】
・担保定額貯金
・担保定期貯金金
※貯金担保自動貸付けの対象外としているものを除く
ただ、定期預金で預け入れている100%の額まで融資を受けられるかというと、実はそうではありません。ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付けで借りられるのは、定期預金預け入れ額の90%までです。
たとえば、定期預金が100万円ある場合は90万円までしか借りられないということになります。また、上限金額も「300万円まで」と定められています。
そのほかの貯金担保自動貸付けの仕組みは、以下の表を参考にしてください。
貸付期間 | 2年(貸付日から2年以内に担保とする貯金が満期を迎える場合はその満期まで) ※元利金継続(継続預入)の担保定期貯金を担保とする場合は、貸付期間の範囲内で貸付けも継続される |
貸付けの回数など | 通常貯金の残高を超える払戻しがあった場合は自動的融資を受けられる 貸付け回数に制限はない |
返済方法 | 貸付金額と利子相当額を通常貯金に預入ることで自動的に返済が可能 貸付期間内であれば返済回数及び1回あたりの返済金額に制限はない |
金利 | ・担保定額貯金を担保とする場合=返済時の約定金利(%)+0.25% ・担保定期貯金を担保とする場合=預入時の約定金利(%)+0.5% |
金利の計算 | 1年を365日とする日割計算 |
参考情報:ゆうちょ銀行:貯金担保自動貸付け
ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付けを利用するためには、以下のとおり銀行届け出印などを用意する必要があります。
【自動貸付に必要なもの】
・総合口座通帳
・ゆうちょ銀行の届出印
・本人確認書類
ゆうちょ銀行の窓口営業時間は、平日の9:00~16:00まで(土日祝は休み)となっています。
夜間や土日の営業はしていませんので、必要書類を用意できたとしても「夜間の借入ができない」といった点には注意が必要です。
ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付けで返済しなかった場合は、担保にしている定期預金は自動的に解約され、その解約した金額がそのまま返済額に充当されるようになっています。
返済を滞らせると「気が付いたら定期預金がなくなっていた」といったことになりますので、注意が必要です。
貯金担保自動貸付けは普通預金の残高不足に対応できる便利は融資制度ですが、計画的に利用する必要があります。
延滞しても消費者金融のような督促電話などはかかってきませんので、返済を忘れないように自己管理することが大切です。
ゆうちょ銀行でお金を借りる方法の2つめは、口座貸越サービスです。
口座貸越サービスはカードローン等でお金借りるわけではなく、預金引き出しや公共料金などの引き落としで口座残高が不足するときに自動的に融資してくれるサービスです。
口座貸越サービスを利用するには、ゆうちょ銀行の審査に通る必要があります。一般的なカードローンと同じく、安定した収入が必要となり誰でも利用できるわけでありません。
最大極度額は50万円ですが、新規で契約する場合は30万円が上限となっています。
【口座貸越サービスの商品内容】
利用条件 | ・日本国籍を有する方または永住許可等を受けている外国人の方 ・契約時の年齢が満20歳以上70歳以下の方 ・ゆうちょ銀行の通常貯金を保有している方(通常貯蓄貯金は除く) ・安定した収入があり継続してお取引が見込まれる方 (年金収入も可、また無職の既婚者の方で配偶者がこの条件に該当する方) ・ゆうちょ銀行所定の保証会社の保証を受けられる方 |
金利 | 年14.0%(変動金利) |
利用極度額 | 10万円以上50万円以内(10万円単位) ※新規契約時は30万円までです。 ※審査結果により、ご希望の利用極度額より減額する場合があります。 |
借入方法 | 自動融資 |
返済方法 | 毎月8日に引き落とし |
約定返済額 | 1万円 ※約定返済は前月末時点で借入残高・利子等がある場合に発生します。 ※ご返済の際の借入残高と利子等が1万円未満の場合は借入残高と利子等の金額が返済額です。 |
3つ目の方法は、ゆうちょ銀行で発行されたクレジットカードのキャッシング機能を利用する方法です。
クレジットカードでの借り入れはゆうちょ銀行からお金を借りるのではなく、カード会社から融資を受ける仕組みになっています。
したがって、ゆうちょ銀行独自の融資というわけではありませんので、その点は覚えておきましょう。
参考までに、ゆうちょ銀行で発行されている「JP BANKカード」の会員規約を載せています。
このなかには「キャッシング条項」というものがあり、クレジットカードでお金が借りられることがわかります。
ただし、クレジットカードで融資を受けるにはカード会社の審査を通過することが必要です。
他社のローンやクレジットカードで延滞を繰り返している場合は、ゆうちょ銀行で発行されたクレジットカードでキャッシングができない可能性があります。
<クレジットカードの会員規約※一部抜粋>
第34条 キャッシングリボの利用方法
本会員は、自ら又は家族会員を代理人として、日本国内において、キャッシングリボとして別途定める方法により、キャッシングリボの利用枠の範囲内で当行から現金を借り受けることができます。
(引用:JP BANK VISAカード/マスターカード会員規定)
JP BANK カードの特徴を紹介
参考までに、ゆうちょ銀行で発行されているクレジットカードの特徴についても、簡単にご紹介しておきます。
JP BANK カードは、ゆうちょ銀行のキャッシュカード機能付きクレジットカードで、Visa・Mastercard・JCBの主要ブランドに対応しています。
初年度年会費無料で、翌年度以降も年間1回の利用があれば年会費1,375円(税込)が免除される仕組みで、実質無料で使えるのがポイントです。
また、郵便局やローソンで使うとポイント還元率が5倍にアップ、ETCカードや家族カードは永年無料で発行可能になっています。
カードブランド VISA、MasterCard、JCBから選択可能 電子マネー WAON、iDにも対応しているのでキャッシュレス決済に便利 JCBブランド特典 JCBブランドのカードなら、追加カードとしてQUICPayモバイルが発行可能
ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付けのメリットとデメリットを解説
つぎに、ゆうちょ銀行の自動貸付けを利用する場合のメリットやデメリットも整理しておきましょう。
ゆうちょ銀行自動貸付けには、以下4つのメリットがあります。
【自動貸付けのメリット】
・貯金担保による貸付なので審査なしで利用できる
・カードローンなどに比べて金利が低い
・利用使途は自由
・1,000円単位の少額融資が可能貯金担保自動貸付けは審査が不要
消費者金融や銀行カードローンを利用する場合は、金融機関や保証会社の審査を通過する必要があります。
審査の結果次第では借り入れができないケースもありますが、ゆうちょ銀行の自動貸付けは簡単な確認だけで厳しい審査はおこなわれません。
そもそも、自動貸付けとは自分が積み立てたお金の範囲内で融資を受けるものです。万一返済されなくても「ゆうちょ銀行にはリスクがない」というのが、審査がおこなわれない理由です。
カードローンに比べて金利が低い
ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付けは低金利で利用できるのが最大のメリットです。
以下は2025年8月現在のゆうちょ銀行の預け入れ金利ですが、自動貸付けの金利は「預け入れ金利に0.25%または0.5%をプラスした金利」になりますので、金利による返済負担はかなり低いといえます。
【預け入れ金利の例※2025年8月現在】
預金の種類 預け入れ期間 金利 定額貯金 6ヶ月以上1年未満 0.210% 定期貯金 1ヶ月以上3ヶ月未満 0.225% 消費者金融の金利年18.0%と比較すると、かなりの金利差になります。もちろん定期を担保にしているからこそ、ここまで低金利で借りることができるのです。
参考情報:ゆうちょ銀行:金利一覧
銀行からお金を借りる場合、利用するローンによっては借り入れ金の使い道が限定されることがあります。
たとえば、銀行の目的ローンなどは用途を証明する見積書や、支払いを証明する領収書が必要となります。
その点、ゆうちょ銀行の自動貸付けの場合は、利用用途が限定されません。
一部のカードローンでは借り入れ単位が1万円以上となり、必要以上の借り入れになるケースがあります。
その点、ゆうちょ銀行の自動貸付けは1,000円単位で借り入れができるため、借りすぎを防ぐことが可能です。
また消費者金融などの場合、利用するカードローン によってはATM手数料がかかりますが、自動貸付けの手数料はかかりません。
借り入れの単位と手数料を考えると、負担なくお金を借りることができる方法といえます。
れる可能性は少ないため安心して利用できます。
一方、ゆうちょ銀行の自動貸付けのデメリットについてですが、自動貸付け自体には特筆すべきデメリットはありません。
しかし、利用条件がゆうちょ銀行に定額貯金または定期貯金がある人になっているため、銀行カードローンや消費者金融のように20歳以上で安定収入があれば申し込み可能なわけではなく、間口はかなり狭い商品です。
そのため、「低金利でお金を借りたいからゆうちょ銀行に申込みしよう」となるケースは多くはないでしょう。一部の人しか利用ができず、自分の貯金を担保にしてお金を借りる商品性がデメリットとも言えます。
また、以下のとおり預け入れ金額によっては利用額に制限がかかったり、返済の利便性が悪い点もあります。
ゆうちょ銀行の自動貸付けは、自分が積み立てた定期預金の範囲内でしか借りられません。
そのため預け入れ金額が少ないと、当然のことながら融資額も少なくなります。
一方、銀行カードローンや消費者金融の場合は利用者の信用度や年収によって利用額が決まります。
利用者によっては、貯金額に関係なく年収の三分の一から二分の一程度まで借りられる場合もありますので、余裕のある借入をしたいならカードローンの方が利便性は高いでしょう。
自動貸し付けは、普通預金口座へ入金することで返済が完了します。
そのため、消費者金融のように「インターネット返済を利用して外出先から返済する」といったことはできません。
ゆうちょ銀行の自動貸付けは金利が低く、返済が長引いてもそれほど手数料負担は増えません。
しかし、「借りたお金をすぐに返済したい」といった人の場合は、返済の利便性が悪いゆうちょ銀行は不向きといえます。
ゆうちょ銀行の融資事情に関しては過去から申請がおこなわれていますが、なかなか認められていないのが現状です。
ただ2021年4月には住宅ローンが認められるなど、一部の融資事業の申請は認められています。
2021年以降にゆうちょ銀行でのカードローンなどが取り扱い開始されることも期待されましたが、2025年現在も取り扱いはありません。
ゆうちょ銀行でお金を借りる方法に関しては、しばらくは貯金担保自動貸付けを利用するかクレジットカードでキャッシングする方法になるでしょう。
自動貸付けはあくまで「担保定額貯金」または「担保定期貯金」がある人が対象です。ゆうちょ銀行にそれらの貯金がない人は、実質ゆうちょ銀行からお金を借りることはできません。
お金を借りるのであれば、WEBで簡単に申し込める銀行カードローンや消費者金融があくまでメインになるでしょう。
※本記事は当サイト(運営会社:株式会社フィナンシャル・エージェンシー)と提携する金融機関のPR情報を含んでおります。
※当サイトでは、アフィリエイトプログラムを利用し、アコム社、SMBCコンシューマーファイナンス社、アイフル社、新生フィナンシャル社、銀行カードローンから委託を受け広告収益を得て運営しております。
※当サイトはローンの情報提供を目的としており、ローン商品提供事業者との契約媒介やローン契約を斡旋をするものではありません。
※当サイトに掲載されているカードローン等のローン商品に関するご質問、お問い合わせにはお答えすることができません。各金融機関へ直接お問い合わせ頂きますようお願いいたします。
※当サイトに掲載している情報は、可能な限り正確な情報となるよう努めておりますが、内容の正確性や安全性を保証するものではありません。
※ローン商品のお申し込みは、必ずご自身で各金融機関ホームページで内容をご確認のうえ、判断頂けますようお願いします。
※当サイトで紹介されている意見はあくまで個人的なものであり、企業等の意見を代表するものや、情報の内容を保証するものではありません。